
【今夜FOMC】米10年債5%突破・BTC急落・AI株にも売り…あなたの資産はどうなる?
From:資産分析AI『極』チーム
今週、市場の空気が大きく変わりました。
BTCをはじめとした暗号資産、
米国株、AI・半導体株、そして債券市場、
これまで別々に動いていた市場で、
「悪材料」が同時に重なり始めています。
そしてその真っただ中で迎えるのが、
今夜のFOMCです。
いま何が起きているのか。
個別株、投資信託(ETF)、暗号通貨などのリスク資産を
保有している方は何を確認すべきなのか順番に見ていきます。
CLARITY Actが上院で前進できず、BTC急落
まず、暗号資産市場に大きな衝撃を与えたのが
「CLARITY Act」の審議入り失敗です。
米国の暗号資産市場に、
包括的な規制ルールを作ろうとしていた重要法案でした。
ところが米上院で法案審議を前進させるための手続きは、
50対50で否決。
必要だった60票に届きませんでした。
これを受けてBTCは報道時点で約4%下落。
暗号資産取引所Coinbaseの株価も大きく下落しました。
市場が期待していた
「米国で暗号資産のルールが明確になる」
というシナリオに、不透明感が出たことが下落の要因です。
これまでは、規制の明確化、
機関投資家の参入、暗号資産市場への資金流入
といった期待がありました。
そのシナリオを、
市場はいま一度見直し始めています。
そして米10年債利回りが「5%」を突破
さらに、株式市場にとって
無視できない動きがあります。
それが米国の長期金利です。
米10年債利回りは一時5.02%まで上昇し、
2007年以来の高水準となりました。
「たった5%?」と思うかもしれません。
しかし株式市場にとって、
この5%はかなり重要なんです。
なぜなら、
安全性が高いとされる米国債で
5%前後の利回りが得られる環境になると、
投資家は
「わざわざ大きなリスクを取って株を買う必要があるのか?」
と考え始めるからです。
さらに金利が高くなれば、
企業がお金を借りるコストも上がります。
特に将来の成長期待を大きく織り込んでいる
AI株・半導体株・ハイテク株などの銘柄には、
高金利が重荷になりやすい状況です。
実際、15日の米国市場では
S&P500が0.4%安、NASDAQは0.8%安となりました。
さらに「AIショック」の予兆も…
そして、もう一つ気になる動きがあります。
これまで株式市場を牽引してきた「AI」です。
Anthropicのダリオ・アモデイCEOが、
AIの安全性を確保するため、
開発のペースを落とす必要性を訴えました。
さらにOpenAIのサム・アルトマン氏ら
主要AI企業のトップも、
安全性をより重視する方向性に賛同しています。
AI業界を引っ張っている重要人物の発言を受け、
AI関連株にも売りが広がりました。
NVIDIA・AMD・Micron・SoftBank Group・ASMLなど…
これまで「AIなら買われる」
という強い流れが続いてきましたが、
ここにきてAI開発のスピードそのものに対する議論が
市場材料として意識され始めています。
もちろん「AIブームが終わった」と判断するのは早すぎます。
実際、AIインフラへの巨額投資は続いていますし、
業界内でも意見は分かれています。
だからこそこれからは、
「AI関連なら全部上がる」ではなく、
「どのAI企業が実際に利益を伸ばせるのか?」
を見る相場へ変わっていく可能性があります。
そして今夜、最大のイベント「FOMC」
この状況で迎えるのが、今夜のFOMCです。
今回、市場ではインフレや米国債利回り上昇を背景に
0.25%の利上げ観測が急速に強まっています。
8月の米CPIは前年比3.4%
さらに中東情勢を背景とした原油高もあり、
FRBが目標とする2%まで、
インフレを戻す道のりには不透明感が残っています。
つまり、少し前まで市場が期待していた
「次は利下げ」という世界から、
「このままでは複数回、利上げが必要なのでは?」
という見方が市場に急速に広がり始めています。
今夜、本当に見るべきは「利上げするか」だけではない
ここは重要です。
仮に市場予想通り0.25%利上げしたとしても、
それだけで相場の方向は決まりません。
むしろ重要なのは「その次」です。
今回のFOMCでは、
今後の政策金利見通しを示す
「ドットチャート」も公表されます。
そしてFRB議長の記者会見。
ここで市場が見るのは
「今回だけの利上げなのか?」
それとも
「この先も利上げが続く可能性があるのか?」
という部分です。
市場が想定している以上に
金融引き締めが長引くと受け止められれば、
株式市場・暗号資産・ゴールド・為替、
すべてが大きく動く可能性があります。
今夜のFOMC後、あなたの資産はどうなる?
今回、かなり難しい相場になっています。
BTCには規制を巡る不透明感、
株式には米10年債5%という高金利、
AI・半導体にはAI開発ペースを巡る新たな議論
そしてそのすべての中心にあるのが「今夜のFOMC」です。
ここで重要なのは
- ・利上げが続いたら?
- ・金利がさらに上昇したら?
- ・逆に、FRBが想定より慎重だったら?
それぞれのケースで、
保有資産がどうなる可能性があるのか事前に考えておくことです。
今夜のFOMCを迎える前に、
ぜひ一度あなたの保有資産について
確認してみてください。
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